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グチばかりですみません

Slackのスレッドのつらみ11選

個人の意見で〜Slackには感謝しており〜みたいな余計なマクラは省略します。良識のある人だけ読んでください。

プロローグ

僕はSlackのスレッドがあまり好きではありません。そのせいで毎日ちょっとずつストレスを感じています。

しかし、スレッドというアイデアが嫌いなのではなく、 スレッドをサポートする機能があまりに不完全だからです 。Slackはスレッド機能が搭載される以前の仕様とスレッドを完全に統合しきれていなく、便利さを上回る不便が多すぎるのです(当社比)

そのような状況では、 スレッドじゃなくても事足りる会話はスレッドを避けて 使いたいと思っています。スレッドは、会話が同時多発して会話の整理がつかなくなったタイミングで初めて使えばいいんじゃないかと思っています。

👍スレッドのメリット

前述の通り。スレッドというアイデアは好きです。

  • チャンネル内の会話を整理できる
  • 同じチャンネルで複数の話題を同時並行できる
  • スレッドは「チャンネルを作るまでもないサブトーク」を行う手段
  • メンションしなくても相手に返事ができる

👎 スレッドのデメリット

スレッド機能にはいくつかのデメリットがあります。個人的にイライラすることをイライラ度順に挙げてみたいと思います。

  1. [解決済み] 通知が激しい
  2. メッセージが埋もれる
  3. 参加してないけど気になるスレッドの更新に気づけない
  4. チャンネルショートカットで探しにくい
  5. スレッドを開くのにマウス操作が必要
  6. モバイル版ではチャンネルとスレッドを同時に表示できない
  7. スレッドを開く処理が遅い
  8. 他のメンバーがUnfollowしたことに気づけない
  9. 返信しづらい
  10. ファイルを添付しづらい
  11. スレッドの下書きがDraft一覧に現れない

1. [解決済み]通知が激しい

※同僚からのアドバイスで、以下の設定でスレッドの通知を無くすことができました。感謝。

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スレッドの中でメンションされたメンバーは、スレッドに新規投稿があると通知が届きます。「対応しました」「了解しました」のような大した情報じゃない場合、 本当に相手に通知が必要なのか? を一瞬だけ立ち止まって考えてもらいたいと思っています。

スレッドはリプライではありません

スレッドはリプライではありません

スレッドはリプライではありません

X replies って書いてあるからリプライなのはそうなんだが。という気持ちです。

スレッドを使わなくても、自動で展開されるリンクを共有したり「Share message」を使って返信を表現することもできます。一つ二つ前のポストであれば、わざわざ引用しなくても返事をしていることは自明でしょう。

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Slackの良いところは、通知のカスタマイズ性が高いことです。通知が沢山来ても気にしない人には無用なことでしょうが、同様に重要な情報以外は通知を受け取りたくないという需要も存在します。普段からメンションが多く、一つ一つの通知に神経を尖らせざるを得ないような人です。僕は後者のタイプで、作業の瞬間的な合間を縫って自分のタイミングで未読をキャッチして返信します。

しかし、 スレッドはメンションが無くても半ば強制的に通知を送る ことから、通知のカスタマイズ性を損なってしまっています。これは送る側には意識しづらいことなので、通知される人のことを少し意識すると良いでしょう。そうすればチャンネルポストで良いという選択肢も生まれます。

極端な例ですが、例えば会社の @engineers というグループメンションは数十人もいるので、そのメンションの付いたポストでスレッドを生やして会話を続けるとどうなるか、もうお分かりかと思います。(@engineers をクリックするとそのメンションで通知が届く人数がわかる)

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なので、人数が多いメンションには直接返信せずにチャンネルで返信して、そこで初めてスレッドを生やすのがお作法としては良いでしょう。

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また、100も200も返信が付いて、多くの人を巻き込むような会話は、途中で通知が必要なくなる人も出てきます。そういう場合は新しいチャンネルを作ったほうが良いです。

2. メッセージが埋もれる

こういう 3 replies という返事がいくつか付いたポストをよく見かけますが、中を覗いてみるとひっそりと有用な会話が繰り広げられていることがあります。

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感度が高い人はスレッドをわざわざ開いて情報を拾ってシェアしますが、興味深いスレッドを嗅ぎ当てて開くというコストはチリツモです。会話が全てスレッドだらけになってしまったら、一日何度もスレッドを開くという作業をしなければいけません。

また、スレッドになった時点で垂れ流し(=未読チャンネルを開けば目に付く)ではなくなるので、スレッドをいちいち開かない人には見えない情報となってしまいます。有益な情報が情報感度や共有力が高い人にしか伝わらないかもしれません。「沢山の人に情報を届ける」という意味でも、むやみにスレッドにしなくていいと思います。

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個人的には、大量の情報が自分のタイミングで自然と視界に入る状態は良いと思っています。視覚の処理能力は非常に高いので、文字の形や並びから文脈を感じる(≠理解する)ことができるからです。

そのような状態を維持するために、敢えて情報を隠すこと無く、堂々とチャンネルで会話してほしいと思っています。

3. 参加してないけど気になるスレッドの更新に気づけない

これはメッセージが埋もれてしまうことから生じる結果でもあります。

最初から参加してないけど気になるスレッドがあったり、通知がウザくてスレッドをUnfollowしたけどその後が気になる会話ってありますよね。スレでディスカッションが始まっちゃって、しばらく静観したいときとか。しかし、参加してない未読スレッドをたどるショートカットは無いので、スターを付けておくか、チャンネルを遡ってスレッドを開くしかありません(一度でも参加していたスレッドならThreadsから辿れます)。つまり、 スレッドの未読はチャンネルの未読よりも気づきづらい ということです。

それでふとスレッドが伸びていることに気づくと、アドバイスのチャンスを逸したせいでみんな間違った方向に試行錯誤している。または、渾身のおもしろ画像を貼り付ける瞬間を逃してしまっていた。そんなガッカリを逃したくはありません。参加していないスレッドをFollowすることもできますが、最初から興味のある話ではないこともあるので、不要な会話の通知を受けて集中力を失いたくありません。

チャンネルに投稿していれば、定期的に未読が付いたそのチャンネルを見に行けばいいだけなのです。

4. チャンネルショートカットで探しにくい

+ K使ってますか?(WindowsCtrl+K)マウスを使わずにチャンネルを探せるキーボードショートカットです。かなり頻繁に使うので、覚えておいて損はありません(ショートカットの一覧は + /で確認できます)。

ところで、このショートカットは読むべき未読が優先的に上に表示されるのですが、なぜだかThreadはこのリストに表示されません。ショートカットで探す場合は最低でも「th」は打ち込まなければいけないし、「th」は結構打ちにくいのでスレッドを開くのがいちいちストレスです。日本語化している場合はカタカナの「ス」を打ち込まなければいけないのです。これもSlackに改善して欲しい上位に入ります。

という理由もあって、スレッドをむやみに乱立させてほしくないです。

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「戻る」「進む」ショートカットの対象外

+[ 戻る / +] 進む ←このショートカット使ってますか?チャンネル間を高速で行き来して様々な事象を感じる(≠理解する。2回目。)のにこのショートカットは必須です。

しかし、 このショートカットはチャンネル単位の遷移にしか対応していない のです。右側にスレッドを開いたまま、他のスレッドを開いて、さっきのスレッドに戻るために半ば反射的に+[をタイプすると… チャンネルが一つ前に見ていたものに戻ってしまうのです。

進行中のスレッドがたくさんあると当然行き来が増えるのに、ショートカットが対応していないせいで甚大なストレスを感じながらスレッドサーフィンしなければいけません。

このような無用なストレスを減らすためにも 「スレッドにしない」という選択肢 もアリなのではないでしょうか?

5. スレッドを開くのにマウス操作が必要

チャンネルサーフィンには先述のように便利なショートカットが存在し、簡単に慣れてしまい気づけばキーボードから手を離さずに操作できるようになります。

しかし、未だスレッドには大したショートカットが存在しません。3 replies をクリックするか、ショートカットでThreadsを開いて遡るしかありません。チャンネルを巡るのにはいくつかの簡単なショートカットを覚えるだけで良かったのに、スレッドのせいで一度キーボードから手を離す必要があるのです。

不要なスレッドさえ無ければ、こんな煩雑さは味わわなくて良いのです。

6. モバイル版ではチャンネルとスレッドを同時に表示できない

モバイル版のSlackでは、チャンネルをスクロールして眺めながら気になるスレッドを開く必要があります。すると、チャンネルは表示されなくなります。そのスレッドに至るまでの文脈をおさらいするには(Androidでは)戻るボタンを押す必要があります。

チャンネルであれば上にスクロールすれば良いだけなのに、チャンネルの情報を追うために通信をしてまでスレッドを開き、他のポストを追いかけ直すために何度も戻らなければいけないのです。

通信環境の悪い場所でローディングを経て表示されたスレッドに「うける卍」としか書いていなかったとき、どう思いますか?(そんなスレッドは見たことがないけど)

7. スレッドを開く処理が遅い

チャンネル移動よりもスレッドを開く処理は明らかに遅いです。モバイル版は(?)通信処理が挟まるので、なおさら遅いです。一日に何十回もスレッドを開くので、この遅さは無視できません。なのに、通知が来てせっかく開いて「了解です!」みたいな大した情報量もないときの残念さといったら…。

急ぎじゃないならチャンネルにポストしましょう。

8. 他のメンバーがUnfollowしたことに気づけない

通知の仕様理解を誤った故に通知爆撃が届き始めたら、Unfollowボタンで通知が届く本人の意志で通知を止めることができます。

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しかしながら、Unfollowしたことは他の人には分からないので、スレッドで会話をしている人はあなたがまだそこにいると思ってしまうでしょう。これは認識の非対称を生むのであまり好ましくありません。あなたが通知爆撃から解放された安堵と引き換えに、誰かの「読んでくれているだろう」という期待を知らずしらずのうちにないがしろにしてしまっているかもしれないのです。

これはスレッドの改善して欲しいポイント上位に入る不便ですが、Unfollowしないといけない状況を避ける、つまり スレッドを避ける努力 も望まれます。

9. 返信しづらい

僕は横長ディスプレイを右側に配置しているので、右の最果てを見ながらタイプしています。すると首が痛いんです。「ディスプレイを左に置けばいいじゃん?」と思うんでしょう?でもディスプレイ配置はSlackのためだけじゃないんですよ!!!!!(憤死)

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また、モバイル版Slackではチャンネルとスレッドを同時に表示できないので、スレッドにいくつか過去の発言を引用したい場合は

  1. 過去の発言のリンクをコピー
  2. スレッドに戻って返信したいメッセージを探す
  3. 入力欄に貼り付ける
  4. 戻る
  5. チャンネルを検索する
  6. 遡ってメッセージを探す(1に戻る)

という大変に時間・集中力を必要とする作業が必要になります。以前はスレッドの下書きメッセージが消えてしまうことがあったので、更に不便でした。

(しかし、よく考えれば直接スレッド返信フィールドを使うよりもメモ帳を使えば少しは楽になりそうです)

10. ファイルを添付しづらい

スレッドは、スレッド一覧を開いた時だけファイルをドロップできないんです。

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右ペインにスレッドを開くには、一度スレッドからチャンネル名をクリックして 3 replies をクリックして右側にスレッドを開き、首を右に傾けながらファイルをドラッグ・アンド・ドロップしないといけないんです。しかも、僕の場合はデスクトップのファイルが見えるのは左側のディスプレイなので、ドラッグ距離が長いんです。

そもそもSlackを使うのにキーボードから手を離したくない。ファイル添付だけならいざしらず、ちっこいリンク文字にカーソルを当てるという極限集中作業を2回もしないといけないのはなぜ? それはスレッドを使っているからです。 不要なスレッドさえ無ければこのストレスはないはずなのです。

11. スレッドの下書きがDraft一覧に現れない

Slackには、チャンネルに投稿していない下書きメッセージがあると「Drafts」という項目に現れる仕様があります。

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しかし、まだスレッドにはこの仕様が統合が行われていないのでしょう。渾身のギャグを投下するために画像探しの旅に出てその間に他の用事で忘れてしまい、他の誰かが対して面白くないギャグでバカウケしていたとしたら、悔やんでも悔やみきれないでしょう。

うん。このへんは重要じゃないのであまりイライラしない。

まとめ

スレッドの機能コンセプト自体に文句はありません。しかしながら、スレッドをサポートする機能の数々には改善が望まれます。

  1. [解決済み]通知が激しい
  2. メッセージが埋もれる
  3. 参加してないけど気になるスレッドの更新に気づけない
  4. チャンネルショートカットで探しにくい
  5. スレッドを開くのにマウス操作が必要
  6. モバイル版ではチャンネルとスレッドを同時に表示できない
  7. スレッドを開く処理が遅い
  8. 他のメンバーがUnfollowしたことに気づけない
  9. 返信しづらい
  10. ファイルを添付しづらい
  11. スレッドの下書きがDraft一覧に現れない

また、Slackはチャンネルの出入りが自由だったり拡散しやすいという仕組みから 情報をスムーズにする というコアなコンセプトがある(と思う)にも関わらず、スレッドの使い方次第でそのコンセプトから逆行してしまうのも、気になる点の一つです。

スレッドの本来の使い方は「チャンネルを作るまでもないサブトークを行う手段」だと思います。同じチャンネルで複数の会話が同時進行し初めたとき、または、予め長い会話が予想される場面で「〇〇スレ」と名付けておくと、有効にログが残せることが多い気がします。ライブ議事録や勉強会・障害実況など。

一方で、スレッドというのは本当に難しい機能で、通知設計やショートカットによるナビゲーションまで含めたUIが大変に設計しづらいものだと感じました。その要因は以下のようなものだと感じました。

  • チャンネル名のように、ユーザーが指定できる識別子がない。
  • 同時多発的に自然発生するのですべてを追うのが不可能。
  • invite/join/leaveが暗黙的なので通知の基準を設定しづらい。
  • PCではチャンネルタイムラインと同列に共存してしまう。

革新的なアイデアを出してSlackメンバーの参考にしてもらおう、と思ってもなかなか解決策が出てこない難問です。自分ができるのは、ペインをより生々しくフィードバックすることかなと。

Slackメンバーの皆様、日々Slackを便利に使わせていただいており、応援しております! これからも頑張ってください!